支えてくれた社員のみんなに、
恩返しをしたい。
恩返しをしたい。
仕事のやりがい
私は数年前に、仕事で大きな失敗をしてしまったことがあるんです。
結果、会社は大赤字。もう、この業界を離れたいと思うほど辛い時でした。でも、社長をはじめ建設事業部や土木事業部の社員みんなに助けてもらい、無事乗り越えることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その時から、これからはこの人達に恩返しをするんだという気持ちを持って仕事をするようになりました。
とは言え、失敗して会社に損失を出してしまった事実は残っていますので、気持ちを切り替えることは容易ではありませんでしたが、そんな時も、 私を慕ってくれて、助けてほしい、教えてほしいと相談に来てくれる若手社員をみていると、自分にはまだまだこの会社でやるべきことがあるんだとエネルギーをもらいました。
人財育成担当として、今以上に評価制度やキャリアプランを構築し、社員ひとりひとりが幸せになるお手伝いをする、25年間の設計の知識と経験を活かして会社の売上に貢献する。それが、今の私にできるみんなへの恩返しだと思っていますし、社員の成長が私の仕事のやりがいに繋がります。
仕事での心がけ
一級建築士だからといって、ミスがないとは断言できません。もちろん、責任はありますが、免許が仕事をするわけではありません。人間が仕事をしている以上、ミスの可能性は必ずあります。
私は自分が描いた図面を、他の社員に確認してもらいます。それが、入社1年目だろうと、先輩だろうと立場は関係ありません。なので、後輩に確認を依頼することもあります。
仕事で確認を怠ると、最終的に迷惑がかかるのはお客様です。
お客様は夢や希望をもって、大切な資産を私達に託し、一生に一度の大きな買い物をするんです。私達はそのお手伝いができることに感謝して、誠意をもって取り組むことが大切だと思っています。
照正組らしさ
家族のことも一緒に話せる仲間達
社員に家族想いの人が多く、特に男性社員が家族との予定を大事にしているんです。
学校へ送迎したり、休みの日は子供と遊んだり、PTA会長を務めたり。
そんな話を男性社員から聞いて、うちの社員は家族が最優先なんだな、素敵だなって感じました。
そして、それが私達の世代だけでなく、先輩達も同じように家族を大切にしていて、子供の入学式や卒業式も仕事の都合をつけて参加している社員を沢山みてきました。
当時の私にはその価値観にギャップを感じていましたが、今は一生に一度のことだから行ってほしいし、それが当たり前だと思っています。その考え方も会社に教えてもらったことですね。歴代の社長達が言い続けてきたことが、照正組の社風として残り、社員にも浸透しているんだと思います。
忘年会では社員の子供も参加して、一緒にビンゴをしたりと遊んだ思い出もあります。
当時、小学生だったその子が就職、結婚したという話を聞くと、あんなに小さかったのに、と家族の話題で盛り上がります。私も社員旅行に子供達を連れて行ったことがあります。子供達も社員のみんなに遊んでもらったことを覚えていて、「あのおじさんと一緒に行ったね」と話してくれます。そんな家族ぐるみの付き合いが照正組らしさだと思っています。
仕事と家庭の両立で大切にしていること
自分に対して完璧を望まない
私自身が完璧を望んでいて、自分が嫌になるくらい苦しい時期がありました。
一級建築士を目指していた時に妊娠をして、家事・育児をしながらの試験勉強でしたが、試験に受かった年に心がけていたことは、「ちゃんとする」をやめることでした。
勉強では、文字をきれいに書こうとは思わない、思うままに書く。家事では、やらなければならないではなく、できるときにやる。すべての「ちゃんとする」をやめる。そう決めた時に、少し気持ちが楽になったんでしょうね。試験にも合格することができました。完璧にやろうとプレッシャーを与えているのは自分自身でした。周りの人達はそんなこと一言も言いませんし思っていません。自分自身が思い込んでいるだけなんです。だから、やらない。
自分が完璧を求めていた頃、相手にもそれを強要していたのかもしれないなと今となって思います。
仕事でも家庭でも、できないんだと分かってもらえたら、できるように周りが動いてくれます。両立する中では、「諦める」「諦めてもらう」ことも大切だと思っています。
メッセージ
自分の幸せとはなにか、幸せになるための手段として仕事を選んでほしい
希望する会社を選ぶ前に、なぜ働くのか、自分の幸せとはなにか、そのために大切にしていることはなにかを考えましょう。その価値観と会社の理念がマッチングすれば、自己実現の達成にきっと繋がります。
そしてもう一つ、仕事において大切なことはパワーパートナーをみつけることです。
相手の幸せを自分の幸せと思える人と一緒に働く、仕事の成果を互いに喜ぶ仲間がいる、そんな環境で働くことができれば、仕事で辛いことや苦しいことがあっても支え合って乗り越えることができます。
これから入社する未来の社員達には、先輩や同期みんなでチームとなって頑張っていこうという気持ちで入ってきてほしいですね。